賃貸の部屋を借りるときに不動産会社に支払う仲介手数料、
家賃の1ヶ月分は微妙に高く感じませんか?
不動産会社には、一生懸命動いてもらって支払う場合には、納得がいきますが、
最近ではネットで見て自分で色々調べた結果不動産会社には、
ちょっとの内見と契約書の手続きで、数万円から十数万円支払うには納得がいかない人も多くいるでしょう。
そんな時に最も効果がある仲介手数料を安くする方法をお伝えしていきます。
仲介手数料は言えば安くしてくれる?
仲介手数料は1ヶ月分というのが、なんとなく一般的には広がっていますのが
その噂自体がそもそも間違いなのは知っていますでしょうか。
国が定めた法律では、大家と入居者で合わせて家賃1ヶ月分の仲介手数料を不動産業者は貰うことができると定められています。
なので、本来であれば入居者はその半分の0.5ヶ月分の仲介手数料を支払えばいいはずなのですが、何も知らなければホイホイと1ヶ月分の仲介手数料を支払うおいしいお客さんになっているのです。
逆に言ってしまえば、「仲介手数料は家賃の半分ですよね?」と言えば、
支払う仲介手数料が半分になる可能性がとても高いです。
時期によって仲介手数料を少なくできる?
実は、部屋を借りる時に支払う仲介手数料は時期によって安くできる可能性が高いです。
賃貸の部屋を紹介している不動産会社では、
仲介手数料をもらって、会社を維持しているところが多いので、
その飯の種を安くはしたくない気持ちが強いですが、
知っている人も多いでしょうが、
賃貸の部屋探しには繁忙期と呼ばれる、部屋を探す人が大量に現れる時期があります。
特に1月から3月、8月は忙しい時期と言われています。
これは4月からの学生の入学、会社へ入社する新入社員が部屋を探しに大量に現れるからです。
8月は9月などに人事異動をする人が多いので、このタイミングも忙しいと言われています。
地域によっては、新入社員の研修を違う場所で行い、それぞれの配属先に移動するタイミングで忙しくなる地域もあります。
逆に、忙しくない時期を閑散期と言います。
この閑散期であれば、仲介手数料を安くする可能性が高くなります。
理由としては、仲介手数料で稼いでいる不動産会社は、
少しでもお客さんを他に取られないように、
仲介手数料を下げてでも契約をするようになるからです。
不動産会社は仲介手数料以外ももらっている?
不動産会社は仲介手数料以外でも大家から収入をもらっていることもあります。
これは業界用語でA D(広告宣伝費)と呼ばれるものです。
大家が持っている部屋に入居を決めてくれたら、A Dで家賃の1ヶ月分から2ヶ月分ほどを大家が支払うことがあります。
また、営業マン個人に部屋を決めてくれれば、現金や商品券で数万円渡す大家もいます。(勤め先には内緒で)
このような費用が裏側にあれば仲介手数料も安くなる可能性がありますが、
一般的にはあまり知られていないので、判断することは非常に難しいです。
仲介手数料を安くするための方法
仲介手数料を安くする方法は前述でも言いましたが、まずは意思を伝えることが大切です。
あとは、タイミングやちょっとしたコツがあるので紹介しています。
・申込書を書く前に伝える
タイムングとしては、申込書を書く前に伝えなければいけません。
申込書を書いた後では、仲介手数料を安くすることはできません。
・条件付きで伝える
ただ単に仲介手数料を安くしてと言っても、向こうは面倒くさがって相手にしてくれない可能性があります。
しっかりと契約する部屋を決めてから、「この部屋で契約するけれども仲介手数料を下げて欲しい」と伝えましょう。
・初期費用を抑えたいと伝える
初期費用はなるべく抑えたいと初めから伝えておきましょう。
今後の生活も考えて、初めにかかる費用をなるべく抑えて部屋探しをしたいと言っておきます。
この方法は礼金や敷金が多めに取っている部屋に決めようとしたら説得力がないので言わない方がいいでしょう・
・契約時期を閑散期にずらす
部屋をすぐに決めなくてもいいのであれば、部屋探しを4月以降にずらすことがいいでしょう。
閑散期であれば仲介手数料を下げてもいい不動産会社やお値打ちな物件が眠っている可能性が高いです。
仲介手数料を安くしてもらう時に気をつける点
仲介手数料を安くすることに没頭して、大切なことを忘れている場合もあります。
しっかりと以下の3点を考えて交渉するのがお勧めです。
- 嫌な態度で交渉しない
- いくら値引きたいか明確にする
- しつこく交渉を続けない
交渉する相手は、仕事を離れれば同じ人間なので、
仲介手数料の値引きに対応したくないような態度をとれば、不親切になります。
お互いが気持ちよく交渉できるようにお互いが損をしない取引にすることが大切です。
初期費用を抑える他の手段
仲介手数料以外でも、言ってみれば安くなったことがある例をお伝えしていきます。
・家賃の交渉をしてみる
・敷金、礼金の金額交渉
・引っ越し費用などが安くなるサービスの有無を聞く
上記以外にも、フリーレントの部屋などもあります。
フリーレントは、家賃が半月から1ヶ月ほど無料になる部屋のことです。
しかし、この場合には、契約期間内に解約すると違約金が高い金額で設定されている場合もあるので、しっかりと説明を受ける必要があるでしょう。
仲介手数料だけでなく、他で安くなる箇所がないのか、部屋探しをしっかりとしているのかなども合わせて見ていきましょう。
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