国民年金の受給額を多く貰えるようにする極意『4つの条件』

国民年金の受給額を多く貰えるようにする極意『4つの条件』・年金

定年退職したら年金を貰ってゆとりある生活を考えている人が多いですが、

最近の定年後の生活はそんな甘い考えでは生きていけないほど悲惨な生活を送る人が増えています。

なぜなら定年後に貰える退職金と年金が少なくなり、余裕のある生活ができずに、

定年後も働き続けなければいけない世の中になってきているからです。

最も大きな影響があるのは退職金でしょう。

国が示している老後には最低でも2000万円を蓄えていなければいけないなど言われていますが、

昔でしたら退職金で賄えていたのが現代では退職金がそこまで出ないので、

自分でお金を作っていくしかありません。

そんな中で、少なからず頼りになるのが年金ですが、

年金も受給額を増やすことができる方法があります。

この方法をしっかりと実践して少しでも余裕がある老後生活を送れるようにしましょう。

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年金を多く貰える極意1『繰り下げ年金』

年金を多く貰える極意1『繰り下げ年金』

年金は65歳を基準にしてもらう事ができます。

しかし、この開始期間は繰り上げることも繰り下げることもできます。

繰り上げを選べば、65歳よりも早く貰える代わりに、毎月の受給額が少なくなりますが、繰り上げを選べば期間を引き伸ばした年月によって毎月の貰える年金受給額を増やす事ができます。

どのくらい増えるかは

約1年で8.4%、

2年で16.4%、

3年で25.2%、

4年で33.6%

5年で42.0%

と毎月の受給額が増えていきます。

詳しくは、こちらの記事で繰り上げ、繰り下げ受給について解説しておりますので、参考にしてください。

ちなみに、2021年の老齢基礎年金は満額支給で年間78万900円しかありません。

最大で5年間繰り下げ受給することを選べば、年間で約32万8000円が増加します。

受給の繰り下げを行うことで、最大42%貰える金額が増えます。

年金を多く貰える極意その2「国民年金前納」

国民年金は毎月支払っていきますが、半年や1年、2年分と国民年金を前もって支払っていくことができます。

これを行うメリットとしては、まとめて支払えば支払うほど割引ができるというところです。

どれだけ違いが出るかは下記に示します。

半年分を納める場合

割引額:口座振替1230円 クレカ810円

1年分を納める場合

割引額:口座振替4180円 クレカ3540円

2年分を納める場合

割引額:口座振替15850円 クレカ14590円

他にも1ヶ月分先に前納する方法をすれば年間600円ほどが割引されます。

年金を多く貰える極意その3「付加年金」

年金の保険料を毎月400円多く支払うことで、将来の貰える年金を多く貰える方法もあります。

ただし、2年以上支払うことが条件にあります。

どの程度多く貰えるかというと、『200円×付加年金を納めた月数』となります。

少なく感じる人もいると思いますが、20年間納めた人だと毎年48000円を増やす事ができます。

支払った金額は96000円なので、2年以上の年金を貰えば回収ができます。

付加年金についてより詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しておりますので、参考にして下さい。

年金を多く貰える極意その4「国民年金基金」

国民年金基金は、厚生年金に加入できない個人事業主や自営業者が支払う国民年金に上乗せして支払うことで将来の年金をより多く貰えるようにする制度になります。

ですが、前述した付加年金と同時に納付ができないので、どちらかを選ぶ必要があり、すでに付加年金を納付している場合には、納付を止める手続きが別途必要になってきます。

まとめ

国民年金の受給者は厚生年金に比べて貰える年金が少なくなるケースが非常に多いでの早めに対策を必要していく必要があります。

余裕のある老後生活をするためには、なるべく長い期間で準備していくことが最も大切です。

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