給料の手取りベースで《家賃相場》を紹介!他の人の平均はどれぐらいなのか?

給料手取りベースで《家賃相場》を紹介!いくらの部屋に住むのがいいのか?・不動産 賃貸

生活をするために必要な住宅、その住宅を賃貸で借り、家賃を支払っている人はかなり人数になるでしょう。

しかし、その支払っている家賃は、自分に適切な家賃でしょうか?

一般的に言われるのは、手残りの1/3が理想の住居費用と言われています。

ですが、本当にその金額で部屋が借りれるのでしょうか?

手残り15万円だったら、5万円の部屋、手残り24万円だったら8万円の家賃。

実際のところどうなの?

と、いう疑問を持たれている人に、今回はそれぞれの手残りベースでかかる家計の費用を計算してシミュレーションして説明して行きます。

会社員の給料の考え方

会社員の給料の考え方

会社員の給与は、額面と手残りに分けることができます。

難しくいうと収入と所得になります。

額面は収入であり、会社から支払われる総支給金額になります。

手残りは所得であり、総支給金額から社会保険料、所得税、住民税などの引かれる物を引いた後に、銀行に振り込まれる金額です。

サラリーマンは社会保険料や税金で約14%前後が国などに搾取されています。

例えば、20万の給与と言われても、手残りは17万円ほどになってしまいます。

なので、給料の1/3は額面なのか、手残りなのかで大きく変わります。

額面での1/3の7万円ではとても生活ができない家賃になるので、手残りでの1/3の6万円弱のがまだまともです。

手残り別生活シミュレーション

手残り別生活シミュレーション

今回は、一般的にかかる生活費を基に15万円、20万円、25万円の生活費用がどれほどかかるかをお伝えします。

部屋を借りて、生活をすれば水光熱費や食費など様々な出費があります。

一般的にどの程度かかるのか参考にしていただき、家賃が妥当なのかを考えてみましょう。

生活水準は、貰っている給与によって変わってきます。

今回のシミュレーションは総務省の2017年の統計を参考にして作成しています。

自分の生活費と合わせてみて、高いか低いか検証してみましょう。

手残り15万円だった場合の生活費

手残り15万円だった場合の額面目安は18万円です。

ボーナス3ヶ月分だった場合には、年収270万円になります。

家賃50,000円
食費代22,000円
水道光熱費12,000円
通信料金12,000円
衣服代10,000円
日用品購入費6,000円
交際費20,000円
雑費5,000円
保険代8,000円
貯金5,000円
合計150,000円

このシミュレーションだとかなり厳しい現実です。

貯金もほとんどできていない状況になるでしょう。

交際費や衣類にお金をかけていますが、足りなくなる月もあるでしょう。

どれか一つを削ることが難しいのでそれぞれの項目から少しづつ削っていくしかありません。

家賃も1/3では少し高いでしょう。

ただ、地方であれば考えれる家賃ですが、都心や大阪、名古屋でこの家賃はとても厳しい物件になります。

築何十年の木造アパートになります。もしかしたら風呂やトイレが他の部屋と共同かもしれません。

手残り15万円での一人暮らしはかなり厳しい戦いになるのであまりオススメできません。

勤め先が寮の用意や家賃補助がある場合であれば現実的ですが、それ以外の場合は再検討したほうがいいかもしれません。

手残り20万円だった場合の生活費

手残り20万円だった場合の額面目安は24万円です。

ボーナス3ヶ月分だった場合の年収は360万円です。

家賃65,000円
食費代25,000円
水道光熱費12,000円
通信費12,000円
衣服代10,000円
日用品6,000円
交際費30,000円
雑費7,000円
保険代8,000円
貯金25,000円
合計200,000円

手残り20万円の場合では、少しだけ余裕が出てきます。

しかし、それでも交際費や衣服などの費用でオーバーしてしまう月が出てくるでしょう。

食費や交際費を削減するのもいいですが、中々難しいので削減できる所を減らしていくのがベストです。

手残り25万円だった場合の生活費

手残り25万円の場合の額面目安は30万円です。

ボーナスを3ヶ月分として考えた年収は、450万円です。

家賃80,000円
食費代30,000円
水道光熱費12,000円
通信費12,000円
衣服代15,000円
日用品8,000円
交際費40,000円
雑費10,000円
保険代8,000円
貯金35,000円
合計250,000円

手残りが25万円あればだいぶ楽になります。

家賃を1/3に当てた場合でも、毎月の貯蓄ができます。

ただし、収入が増えると支出も増えるという人が最も多いです。

「今お金があるから娯楽に使おう」「お金があるから羽振りよくしよう」などと考えて散財する可能性もあります。

収入があればあるほど、使ってしまう可能性が高まりますので給与が増えても考えて家計管理するのが大切です。

生活水準を上げてしまうと中々すぐに戻せずに、万が一収入が下がった時に後悔する人も少なからずいます。

昨今の景気の不透明感もあって、使わないお金は安全な投資に回すか貯蓄したほうがいいでしょう。

まとめ

それぞれ3パターンの手残りでのシミュレーションをお伝えしましたが、家賃を手残りでの1/3にした場合で余裕が出てくるのは、25万円以上の手残りの場合です。

しかし、都心と地方では家賃が倍以上違うこともあります。

できれば、
1/3ではなく、
手残りの25〜30%以内に
家賃を抑えるのが好ましいです。

もちろん豊かな生活を送るためには良質な住宅に住むことも必要不可欠です。

ただし、良質な住宅を望むばかりに、他の生活を無理に切り詰めては本末転倒になってしまいます。

安い家賃でも探せば良質な住宅を見つけることもできますし、サラリーマンの手残りを増やす方法もあります。

自分に出来ることを見極めてより豊かな生活を手に入れるのが重要です。

良質な住宅を探すのにも、手残りを増やすのもそれなりの労力がかかります。

何もせずに、手に入れることは難しいので得た知識は実践していくことをオススメします。

下記の別記事で、サラリーマンの節税で手残りを増やす方法と部屋の探し方をお伝えしておりますので、参考にしてください。

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