自動車保険の1日保険とは【利用方法と注意点】を解説

自動車保険の1日保険とは【利用方法と注意点】を解説自動車保険

自動車保険の中でも、ある意味特殊な1日保険。ワンデイ保険とも言われています。

最近では、ゴルフなどのスポーツなどでも、1日だけ保険が適用される商品がLINEや楽天などでも販売されています。

この1日保険には、実は自動車保険も適用になる商品があります。

友達の車、普段乗らない家族の車、そんな車を運転する時に気をつけないといけないのが、万が一事故にあった場合には保険が適用されるのか?ということです。

もし、補償の適用外で事故の加害者になってしまった場合には、とんでもない金額の損害賠償をされる恐れがあります。

そんな万が一に備えて、保険が有効になる1日保険があります。

ですが、1日保険も初めて利用する際には、本当に補償してくれるのか?気をつけることはないのか?と不安に思う人もいるでしょう。

そんな不安を解消するために、1日保険の注意点や利用方法をわかりやすく解説していきます。

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自動車保険の1日保険とは

自動車保険の1日保険とは

自動車保険の1日保険は、通常の保険は年単位での加入ですが、1日毎に区切って保険に加入することが出来る保険です。

1日で区切れる保険なので、保険料は年間払いよりもかなり安いです。

知人とちょっとした旅行に行く際に、知人の保険に頼らずとも安心して車の運転が出来ます。

保険の有効期限は、各保険会社によって多少は変わりますが、原則は保険の開始時間から24時間です。

1日保険の加入条件は何がある?

加入条件としては、自身の車でなく、他人の車を運転することです。

それだけが条件になっています。

また、レンタカーなどは別でレンタカー会社が加入している保険があるので、1日保険に加入する必要は無いです。

1日保険が不必要なケース

1日保険に入る必要がない場合

自身が自動車保険に加入しており、特約で他社運転危険補償特約と呼ばれる保険に加入している場合には、1日保険は不要です。

この保険特約があれば、1日保険と同様の補償を受けることが出来ます。

ただし、限度額の設定などには気を付けてください。

最低でも対人・対物の補償で1億円以上の補償があることが好ましいです。

適用されない注意点

1日保険は全ての車に適用されるわけではありません。

事前に保険会社の免責事項は確認しておきたいです。

一般的には、下記の条件に当てはまる場合には保険の適用が出来ません。

・自身の所有している車

・配偶者の所有している車

・レンタカー

・貨物登録している車

・法人名義の車

以上の車には、原則1日保険は適用されません。

ただし、法人名義の車に関しては、状況次第で加入できる場合もあります。

例えば、リース契約で所有者が法人の場合や前の所有者が法人で名義変更途中の場合です。

最近、多いのが残価設定型自動車ローンで新車を購入する場合ですが、残価設定はリース契約なので所有者は法人になります。

この場合で、知人の車を運転する場合は、法人名義でも1日保険に加入する事が出来ます。

ただ、保険は万が一の時の補償をしてくれる大切なホケンです。

そのホケンが元々対象外になっていては、目も当てられないため事前に加入する保険会社にケースごとに質問するのが一番の安全策になります。

補償内容はどんな対象か?

1日保険の補償内容とは

1日保険は、一見陳腐そうなイメージがありますが、実は補償内容はとても手厚くなっています。

補償内容は下記の通りです。

・対人賠償保険

・対物賠償保険

・対物超過修理特約(相手の車の時価以上の修理費補償)

・搭乗者傷害特約(入院・死亡・後遺障害など)

・自損障害特約

以上の補償内容がついている場合が多いです。

書く保険会社によって、補償の有無や補償金額が違いうので事前に確認が必要です。

また、保険会社によっては、車両復旧費用保険や社内手荷物等特約という補償が付けられる保険もあります。

借りた車の復旧費や社内の荷物が壊れた場合に補償してくれる内容です。

免責事項がある場合が多いので、事前に注意して確認して下さい。

どんなメリットがある?

1日保険の良いところは、前述もしてきましたが1日保険には他にも下記の様なメリットがたくさんあります。

・保険料が安い、安い保険では400円程度で加入できる

・手続きが簡単にできる。携帯1つで申し込める

・等級がなく、各種特約を受けられる

・頻繁に使う場合には割引ができる保険商品もある

以上の様な複数のメリットを受ける事が出来ます。

ただし、保険料は最も安いのが400円になりますが、何も特約をつけない状態です。

自損の補償をする車両保険を付帯する場合には、2,000円弱の保険料に上がります。

何を特約に入れるかが大切になります。

手続きが簡単な分、あれもこれもと特約を付帯していくと結果的に高くついてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

車両保険などの特約には、事前1週間前に申し込む必要があるなどの特殊な場合もあります。

いざ明日から保険に加入しようと考えても遅すぎるケースがあるので気を付けましょう。

また、1日保険には、等級がないので、自身の等級が低く、他社運転危険補償に加入していない場合には、ちょっと得した気分で1日保険に加入できます。

ちょっと困ったデメリットとは?

自動車保険の1日保険 ちょっと困ったデメリットとは?

1日保険はメリットがたくさんありますが、その反面ちょっと困った下記の様なデメリットもあります。

・毎回の保険加入が実際にはめんどくさいし、忘れる

・人身傷害補償の特約がない

・スマホを使いこなせなければ加入できない

上記の様なちょっと困ったデメリットもあります。

乗るたびに保険に加入するのは、ぶっちゃけめんどくさいですし、結構な頻度で加入するのを忘れてしまいます。

万が一の保険なので、加入したかどうかは大切な事柄ですが、正直旅行などの方に気が入ってしまうので忘れがちになるのが現実です。

また、事故で自身が怪我をした時に補償してくれる人身傷害保険を付帯する事が出来ません。

これはそこまでのデメリットではないですが、何よりもスマホやパソコンなどを使いこなせる人でなければ加入できないのが困ったデメリットです。

「サイトの閲覧は得意だけでも、何かに申し込むのをネットではちょっと」と、考えている人もいます。

運転はできても、ネットはよくわからないという人も多いです。

そんな人たちには、少し1日保険のハードルは高いのかもしれません。

取り扱い商品

1日保険は様々な会社が取り扱っています。

商品名だけをここでは紹介します。

・三井住友海上 1DAY保険

・東京海上日動火災保険 ちょいのり保険

(楽天やローソンを代理店として加入できます)

・あいおいニッセイ同和損保 ワンデーサポーター

・ドコモ ワンタイム保険

・噂がすごい損保ジャパン 乗るピタ

様々な保険会社が商品も出しています。

特徴があるので、比較検討してください。

保険は万が一の時に、あなたを守ってくれる最後の砦と言っても過言ではないでしょう。

事故が起こってからでは、遅すぎるのでしっかりと保険に加入して後悔をしない様にましょう。

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