住宅ローン【審査基準にかかる期間と特徴を知って】融資を有利に!

住宅ローン【審査基準にかかる期間と特徴を知って】融資を有利に!・住宅ローン

住宅ローンや投資などで融資を受ける人が多いです。

マイホームでは、住宅ローンを受けずに、現金のみで購入する人はほとんどいません。

実際に融資を受ける際に、審査の期間や各銀行の特徴などをお伝えしていきます。

銀行のローン審査とは

銀行のローン審査とは

銀行のローン審査についてですが、マイホーム住宅を購入する際に、自己資金でマイホーム住宅を購入する人はほとんどいません。

銀行などから資金を借りるケースがほとんどになります。

ですが、金融機関も借りる人にお金を貸すリスクを検証する必要があります。

住宅ローンを組んだ、契約者が完済まで返済できるのか、返済できなかった場合に回収できる金銭や担保があるかどうかを銀行の本部審査が検証していきます。

審査自体に、事前審査と本審査の2つがあります。

まずは、事前審査を通過して、その後に本審査に移ります。

基本的には、事前審査よりも本審査の方が、時間がかかります。

ローン審査の流れ

融資などを受ける場合の、ローン審査ですが、購入したい希望物件が決まったら、まずは事前審査を受けます。

申し込みをする際に行う場合もありますが、マイホーム住宅の内見時に行うケースもあります。

本審査よりも、必要書類と手間が、契約者と銀行の双方に負担が少ない為、事前審査から行います。

事前審査は、源泉徴収や健康保険証を提出する場合もありますが、事前の申込書だけで行うケースもあり、各銀行によって変わってきます。

事前審査に通り、本審査に移った際は、必要書類は多くなります。

物件の売買契約書や登記事項証明書はもちろん契約者および連帯保証人の印鑑証明書、収入証明書などの書類も必要になります。

本審査では、市役所で取得しなければいけない書類も増えます。

銀行の本部での審査を終えて、本審査を通った後に、やっとお金を借りる契約であるローン契約(金銭消費貸借契約)を締結します。

融資実行をする際には、担保物件の抵当権の設定が融資を実行するのと同時で行われます。

融資実行が行われた後に借り入れをした人から、業者や売主に支払いを行います。

事前審査から本審査までの日数

ローン審査における日数は、事前審査と本審査でそれぞれ違います。

各金融機関によって、期間は違いますが、何週間も違う場合は金融機関側に問題があるでしょう。

事前審査に関しては、概ね4~5営業日での回答が来ます。

銀行が処理する審査の件数によっては前後する可能性がありますが、大きく遅れることはあまりありません。

ただし、事前審査の申請者が、自営業や他に借入がある、不都合があるリストに名前がある場合は審査が遅れることがあります。

銀行としては、前述した通りに、金銭を貸し出すことに対するリスクを減らす検証をするからです。

一般的に、公務員や大手企業に勤める人は問題なく融資が通りますが、自営業など会社の売り上げによって、資産がすぐに増減するリスクが高いと考えられます。

また、他の借入があった場合、返済状況や、オーバーローンになっていないかなどを細かく検証されます。

銀行での審査本部が行う本審査に関しては、1~2週間ほどかかります。

融資に関して、本審査の申し込みをした後に、支店で本店の審査部に稟議書を作成し、本店の審査部にて検証を行う為、事前審査よりも時間がかかります。

また、銀行がリスクを取らずに、保証会社を入れる場合(ほとんどの住宅ローンは保証会社を通します)に保証会社側でも承認を得る必要があります。

前述した、自営業や他の借入がある場合は、本審査でも時間がかかります。

ローン審査の銀行別の特徴

ローン審査の銀行別の特徴

銀行ごとに、審査期間や特徴があります。

今回はメガバンクやネット銀行、フラットについての審査機関と特徴についてお伝えします。

メガバンクのローン審査の特徴

メガバンクと呼ばれる、都市銀行や地方銀行も含めてですが、住宅ローン金利に保証会社の手数料が0.2%上乗せされるのが通常です。

保証会社の審査日程がそのまま、本審査の日程に近い状態になっています。

最近、ニュースにもなっていますが、都市銀行の行員の仕事をAIに代わりにさせ、銀行の収益率を上げていこうという動きがあります。

各銀行とも2018年ほどから取り組みを開始しており、事前審査などの期間の短縮に活躍しています。

インターネット上で、質問事項に回答すれば事前審査が15分ほどで回答されるという仕組みになります。

今はまだ、事前審査のみで行われていますが、本審査などにも流用されれば、審査期間の大幅な短縮が見込めます。

スポンサーリンク

ネット銀行のローン審査の特徴

ネット銀行は実店舗を持っている銀行よりも、期間も金利、手数料も安いです。

固定資産が無い為、人件費や固定費が大幅に安くできるからです。

ただし、大きな金額を借りる際には、ネットで本当に大丈夫なのかと不安に思う人も少なからずいます。

基本的には、事前審査もすぐに回答がされ、本審査の期間も3~5日程度のところが多く短いです。

ただし、書類で原本が必要なものは、郵送が必要となり多少の手間はかかります。

対面での書類作成ではない為、不備が少なからず出てくるので、郵送でのやり取りで無駄に時間がかかる場合もあります。

ですが、金利の低さに惹かれ、近年ではネット銀行で申し込みする人が増えています。

フラット35のローン審査と特徴

フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提供する住宅ローンになります。

最長35年の全期間固定金利という所が一番有名でしょう。

審査や融資内容が通常の住宅ローンと大きく違う為、比較で検討する人も多いです。

本審査は一番早くて3営業日で回答がでます。

フラット35は住宅金融支援機構で審査されますが、他の金融機関と違い比較的、通りやすいです。

ただし、住宅の技術基準という審査がある為、フラット35は質の高い住宅に住むことを勧めているので、中古物件などの場合は審査が厳しくなるケースがあります。

住宅ローン審査基準の期間と特徴 まとめ

ローン審査を受ける場合は、一つの銀行ではなく、複数の銀行に打診をするのがお勧めです。各金融機関によって、金利やサービス内容がまったく違ってきます。

また、回答の期間や融資の条件、借入の限度額も変わってくるため、保険の意味で複数の金融機関に審査を打診するのがいいでしょう。

・住宅ローン
スポンサーリンク
FPヒロナカの得する不動産とお金の話

コメント