成人式の由来と歴史、成人年齢18歳でどう変わるのか 

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2018年に民法の改正が決まり成人年齢が20歳から18歳に変わり、

2022年4月1日から施行されます。

2022年4月1日の時点で,18歳以上20歳未満の方(2002年4月2日生まれから2004年4月1日生まれまでの方)は,その日に成年に達することになります。

2004年4月2日生まれ以降の方は,18歳の誕生日に成年に達することになります。

成人するということは、成人式を行うということですが、

今後どう変わっていくのでしょうか。

成人式の歴史から学んでいきましょう。

昔の成人式は?

昔の成人式は?

成人式は若者と大人との重要な分かれ目となります。

冠婚葬祭の冠は、成人になる式を指します。

結婚式やお葬式と同じくらい重要視されています。

どのくらい昔から成人式を行うようになったのか。

昔は元服が男の成人の儀式

昔は成人式というより、通過儀礼に近いものでした。

奈良時代以降、12~16歳の男が対象の元服という儀式がありました。大人の髪型にして、服装も大人のものへと改めて、成人前の幼名から成人した名前に変わり、冠をつけていました。

江戸時代になると、高貴な貴族が正式な儀式を継承し、その他の人々は前髪を切るだけになりました。

髪を切ることを、加冠と言われていました。

女性公家は裳着が成人の儀式

女性はという成人の儀式でした。

腰から下に衣服を身に付ける儀式を12から16歳ほどでしていました。

婚姻が決まった時や、婚姻が決まりそうな時が式のタイミングです。

併せて、髪を結いあげる髪上げ、子供から大人の髪型へと変わるという儀式もします。

一般人達の昔の成人式

一般人には偉い人と違った、成人式がありました。

村々によって違いがあり、例えば「一人で漁に出れたら一人前」とか「儀式や試練を乗り越えたら大人になる」というような、各村の特色がありました。

比較的多い地域で行われていたのは13才ほどで行う褌祝がありました。

一人前になったら、男は身内の女性からふんどしが渡され、大人として認められるようになります。

今の成人式はいつから?

今の成人式はいつから?

昔の成人式は、20歳より若いころに行われていました。

今の様に20歳で成人するのは、戦後になります。

各地域の成人が一堂に会して行う成人式の発祥は、1946年、埼玉県の現 蕨市で開催された「青年祭」だと言われています。

それが全国に広まり、正式に1949年の1月15日が成人する日になっています。

日付を1月の半ば15日に成人式を決めたのは、元々の元服が新しい年の最初の満月にするので、それに由来しているといわれています。

ですが旧暦時代ですので、現代の暦では、1月15日が満月にならない可能性もあります。

また、2000年のハッピーマンデー法で成人の日は、年始の第2月曜日に変わりました。

各地域の成人式

各地域の成人式

「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」(いわゆるハッピーマンデー法)から成人式は1月の2週目の月曜日で決まっていますが、地方によっては「成人の日」に成人式を行わない市区町村もあるそうです。

その日にしない理由は、成人式への出席するのが困難な地域もあるからです。

各市区町村によって異なりますが、概ね50~70%となっています。

出席率を上げたい各市区町村は、特色のある成人式もしています。

たとえば、千葉県浦安市では、ディズニーで成人式をしています。

雪が積もる地域では、真夏に成人式をする市区町村もあります。

成人式に振袖を着る理由

成人式に振袖を着る理由

成人式の日、女性は振袖をきます。ですが、どうして成人式に女性は振袖を着るのかしらない人もたくさんいます。

振袖は若い女性の礼服

着物は、留袖、付け下げ、訪問着、振袖と色々な種類があります。

未婚の女性は振袖を着ます。

成人の儀式は、格式の高い場で、女性は礼装の振袖が良いとされています。

また、長い袖を振る仕草が「魔を祓う」「厄除け」になると言われ、振袖は厄除けがあるとも考えられています。

成人の年齢が変わってどうなるのか

成人の年齢が変わってどうなるのか

2023年【令和5年】1月(年度の場合は2022年度)から成人式は何歳でやるようになるの?

今までは、大学に通っていれば2年生、社会人であれば2年目の1月に多くの人が成人式に参加していましたが、成人年齢が18歳だと、高校3年の1月に変更になります。大学受験やら就職活動でそれどころではない時に変更になってしまいます。

ただし、現場では複数の自治体では、従来通りに20歳で成人式を行うと言っています。

成人式は、成人年齢引き下げ後も自治体の判断に任されています。

地域の自治体が成人式は18歳か20歳で行うのかを決めることになります。

今のところ20歳から18歳に変更する自治体は、ほとんどありません。

18歳で成人式を行うデメリット

18歳で成人式を行うデメリット

20歳を18歳に変更した際にデメリットがあります。

  大学受験と重なる

高校3年の1月といえば、受験シーズンです。

何よりも、センター試験が成人式の直後にあります。

そんな時に、成人式を行うには、センター試験の日程を変えない限り参加する人は少なくなるでしょう。

  就職活動と重なる

卒業後、就職をする学生は、就職活動中の人もいます。大切な時期に浮かれることもできずに、受験生と同じ状況になるでしょう。

いろいろな理由もあり困難な状況になっています。

成人式の由来と歴史、成人年齢18歳 まとめ

成人が18歳になるのは確定ですが、実際に成人式が18歳に行われるようになるのは、

まだまだ時間がかかりそうです。

簡単に全国の行事を変えることはできないことが伺えます。

さらに、今年はコロナの影響もあり成人式が開催されない地域がほとんどでしょう。

せっかくの祝いの席でクラスターになって仕舞えば、

大切な思い出が悲惨な思い出になってしまうので、

なるべく人混みには集まらないのが正解でしょう。

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