相続の際にお金を出来る限り残す方法「相続財産と手続き」

相続の際にお金を出来る限り残す方法「相続財産と手続き」 ・相続について

大切な親御さんが亡くなると葬儀などで大変忙しくなります。

さらに葬儀が終わり、やっと落ち着いたと思っても次は相続手続きが必要になってきます。

ほとんどのご家庭では相続はあります。

相続にも、借金などを相続する場合と財産を相続する場合がある点には注意が必要です。

親御さんに借金が多い場合には、こちらの記事を参考にして下さい。

相続放棄、限定承認、単純相続は故人が亡くなられてから3ヶ月以内に選ばなければ単純相続となり、借金も財産も全てを相続するということになります。

もし、気になる場合には親御さんが元気なうちに相談をしておくのもいいでしょう。

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相続財産を寄付してお金を残す方法

相続財産を寄付してお金を残す方法

現金や換金性が高い株式などは相続では受け取りやすいですし、遺産分割も簡単にできます。

しかし、絵画や骨董品などは価値がはっきりとせずに財産としてもかなり分けにくくなります。

そんな状態で、美術品などを相続財産として分けた場合には、それぞれにどんな値段があるのかもわからずに分けるのはダメです。

鑑定して売却などをすれば換金できますが、値段がつかないものや5万円以下の美術品は家具として相続上は見られます。

ですが、上記のように値段がはっきりしたり、換金性が高い美術品はいいですが、値段は高額だが買い手がいない美術品や骨董品もあります。

そんな時に買取業者に買い取ってもらっても相続税も支払い、買取も安いとなると誰も欲しいとは思いません。

このような状況になったら、寄付してしまうのが一番いいでしょう。

相続税の申告前に寄付してしまえば相続税を支払わなくて済みます。

他の相続人と揉めることも少なくなるので、キッパリと寄付してしまう方が得をすることもあります。

株は売らずに相続する方がいい?

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株式が相続財産にあった場合に、相続時点で売却して現金化してしまう人もいますが、株でもまだまだ上がる可能性がある株も持っている可能性があるので全てを売却して現金化するのはもったいないかもしれません。

株式の相続評価を出すためには、まずと取引している証券会社に残高証明書の発行を請求します。

残高証明書の中で、

・相続発生時の最終価格

・相続発生時の最終価格の平均

・相続発生時の前月の最終価格の平均

・相続発生時の先々月の最終価格の平均

上記の中で、一番価格が安い時の金額が残高証明に記載されるので、その金額を参考に相続は行われます。

戸籍謄本は自分で用意した方が得

親御さんが亡くなったら、相続手続きのうちで親御さんの出生から亡くなるまでの戸籍謄本が必要になってきます。

戸籍集めは専門家に依頼した方が楽ですが、費用は2万円以上と実費が掛かってきます。

戸籍謄本を集めるのは、面倒な作業ですがご自身でできない作業ではありません。

例えば、親御さんが亡くなった最後の戸籍謄本を取得してそこから順番に遡っていけば全ての戸籍が取得できます。

手続きも各市区町村の役所のホームページに書式があるので、ダウンロードして印刷し、郵送すれば戸籍を返送してくれます。

わからない点などあれば、役所に聞けば親切に教えてくれるので、手間隙がかかるだけで費用は安く済みます。

少しの手間でお金が安くなるのであれば、十分チャレンジしてみる価値はあるでしょう。

相続財産の名義変更には期限がないので、相続税のように10ヶ月以内に手続きをしなければと焦る必要はありません。

なので、時間をかけても自身でできる方には、合わせて不動産の登記変更も行うといいでしょう。

土地所有地の管轄の法務局に電話か、訪問をすれば詳しく名義変更の方法を教えてくれます。

必要書類もそこまで多くないですし、どの道専門家に頼んでも同じ書類を探してくださいと言われるので、登記変更も自身でおこなえば数万円の節約になります。

人に頼めばその分だけ費用がかさみますので、ご自身で調べてできそうなものは挑戦してみるのもいいでしょう。

・相続について
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