【初めての自動車保険】初心者はどうやって選ぶ?

【初めての自動車保険】どうやって選ぶのが賢いかをわかりやすく解説自動車保険

初めて自動車を購入する時に、保険についてどうしようか悩む人はほとんどでしょう。

人に勧められて加入する、親の保険と同じにするなど様々な選択方法もあります。

しかし、それが本当に正しいのか?疑問に思ったことはありませんか?

勧めた人や親が、交通事故などに遭ったことがなく保険料やなんとなくで加入している場合に、あなたや身の回りの人に対して本当に自信に合う保険を逆に進めることができるかもしれません。

ちなみにインターネットでの統計では2019年時点での任意自動車保険の加入率は74 %になります。

意外に加入していないと思いますが、100台の車のうち26台が自賠責保険だけと考えると自動車事故での被害者になるのがとても怖く感じます。

自賠責保険だけでは、被害に遭った時に支払われる保険金が少ないため、残りは加害者本人に請求することになります。

逆に考えると、任意保険に加入してなくて、あなたが事故を起こした場合、自賠責保険で足りない金額はあなた自身が支払わなければいけません。

それも何千万円、何億円になる可能性もあります。

そう考えると任意保険はしっかり選んで加入した方が良くないでしょうか?

保険の選び方はどうしたらいいのか?

保険の選び方はどうしたらいいのか?

自動車で交通事故を起こした場合には、自賠責保険だけでは心許ないです。

自賠責保険の補償する金額は、被害者を死亡させてしまった場合に3,000万円、傷病で120万円、後遺障害で4,000万円までになり、それ以上の金額は自身で負担しなければいけません。

しかも物損に対しては、補償されません。

やはり任意保険に加入して万が一に備えるのがいいでしょうが、たくさんある保険の中でどんな内容の保険を選ぶのがいいでしょうか。

まずは補償の内容から説明して、保険の選び方をお伝えします。

任意保険の補償とは

任意保険の補償とは

任意保険での補償は大きく分けて3つの補償があります。

この補償を基準に特約などを付帯して保険は決めていきます。

1.対人・対物補償

 自賠責保険で賄いきれない、対人への補償や車の事故での第三者の所有物に損害を与えた場合に補償します。車同士の事故であれば、相手の車の修理費やガードレールや電柱を壊した場合の修理費などを補償してくれます。

2.自身と同乗している人への補償

自分自身に対する補償と、同乗している人に対して補償されます。怪我や休業補償などを行ってくれます。

3.自身の車に対する補償

交通事故での自身の車の修理費用や、イタズラ、盗難、災害などに対しての被害の補償をしてくれます。

著者は新車で車両保険に加入していませんでしたが、高速道路の飛び石でガラスが破損して実費清算しています。

この保険に加入していれば、保険で補償してくれます。

ただし、保険の等級は下がるので注意が必要です。

補償には限度額というのがあります。

いくらまで補償するかということですが、対人・対物の補償額は無制限を選んだ方がいいでしょう。

理由としては、交通事故では何億円という損害賠償を請求されることもあります。

保険に加入する方法

保険に加入する方法

保険に加入するには、2種類あります。

代理店で加入する方法とインターネットで加入する方法です。

それぞれにメリットがあるので、どちらを選ぶかはご自身が何を優先にするかによります。

代理店での保険加入

各自動車保険の商品を、代理店やディラーなどが販売する方法です。

対面での契約なので、担当者のサポートや相談を行いながら保険を選ぶことができます。

代理店での加入のメリット

・対面での相談ができるため安心感や手続きに手間取ることがない

・その他の保険も扱っていることが多く、総合的な保険の相談もできる

代理店での加入のデメリット

・インターネットに比べて、中間で代理店が入っているため保険料が高くなる

・保険代理店のオススメ商品が本当にオススメかが判断できない。

インターネットなどでの保険加入

インターネットなどで保険に加入する際には、代理店に行くことなくどこでも、いつでも加入ができます。

インターネットなどでの加入のメリット

・保険料が代理店と比べて安く、複数の会社で同時に見積もりが取れます。

・保険の選べる種類に制限がありません。

インターネットなどの加入のデメリット

・情報が多すぎて、どの保険にしていいか判断ができない。

・保険の加入や事故対応時に、電話などのサポートしかなく手間がかかる。

代理店とインターネットでの保険料の違い

代理店とインターネットでの保険料の違い

代理店と保険料の違いを下記の条件で、ある保険会社で比べてみました。

条件は

プリウスの平成27年の車で、免許はゴールド、家族限定特約はなしで、地域は東京都、用途は日常、等級は7等級、対人・対物は無制限、人身傷害補償は3,000万円です。

代理店の保険料インターネットなどの保険料
保険会社A37,530円28,170円
保険会社B34,830円25,060円

2社の平均値での差額は9,565円になります。

年間で1万円にも満たない差額ですが、自動車保険は何十年も加入するものなので差額は大きな金額になります。

この金額を大きく考えるのでしたら、インターネットでの加入をオススメします。

それとも、年間1万円に満たない金額で、対面でのサポートが付いているのは安いと考える人は代理店を選ぶべきでしょう。

代理店でも、専属の担当者でない場合には対応がそれなりになってしまうので、長く勤めている人や代表の人から加入するのが事故にあった場合も安心して対応ができます。

保険を選ぶ前に知りたいポイント

保険を選ぶ前に知りたいポイント

自動車保険を選ぶ際には、複数のポイントがあります。

ノンフリート等級

ノンフリート等級は、一般的に等級と呼ばれるものです。

ノンフリートは、フリートが10台以上の契約で、それではない契約という意味になります。

加入した当初は6等級から始まり、無事故の場合には一年で1等級ずつ上がり最大で20等級になります。

等級が上がれば、保険料が安くなり、他の保険会社に乗り換える際も等級は引き継がれます。

また、事故を起こした場合には、事故あり等級になり保険料が上がります。

走行距離での割引

年間の走行距離によって保険料を割引することができます。

無制限から3,000km以下までの範囲で保険料が変わります。

各保険会社によって走行距離が多少変わる場合があります。

都内で旅行もあまり行かない方でしたら年間3,000kmは行かない人もいるでしょう。

地方の人は、一回の距離が長いため走行距離も長くなります。

また、走行距離がオーバーしても追加の保険料を支払うことで距離を伸ばすこともできますし、使わなかった走行距離を翌年に繰り越すこともできます。

年齢での割引

運転する人の年齢を指定することで保険料の割引を受けることができます。

年齢を問わないが一番高く、多くの保険会社が35歳以上が最大の割引になります。

概ね5年ごとに区切られますが、最初に保険に加入する人は20代以下の人が多いので、そこまで関係はないでしょう。

車の用途での保険料

車の使用する用途でも保険料は変わります。

業務用に使うのか、通勤・通学に使うのか、日常で使うのかの3つに分かれます。

保険会社としては、日々のリスク管理のため、保険を定めています。

通勤・通学と日常はなかなか区別はしづらいですが、通勤・通学で使うさいはしっかりと選んでおきましょう。

日常を選ぶのが保険料は安いですが、万が一、通勤・通学中に事故を起こした場合には保険金が貰えなくなります。

車の大きさで変わる保険料

車の大きさでも保険料は変わります。

正確には排気量ですが、軽自動車が最も安くなり、ワゴンなどが高くなっていきます。

オススメの最低限の補償金額

オススメの最低限の補償金額

自動車保険はすべての補償を無制限まで補償してくれるのが安心ですが、その場合には保険料が高くなってしまい日々の生活が苦しくなってしまったら本末転倒です。

なので、最低限でもここは補償した方がいいものをお伝えします。

最低限のオススメ補償補償金額
対人補償無制限
対物補償2〜3,000万円
人身傷害補償2〜3,000万円

上記の補償は最低でもしておいた方がいいでしょう。

出来れば対物補償も無制限にした方がいいですが、保険料との相談になります。

対物補償は、例えば相手の車が精密機械などの高価な物を運送していた場合には、何億円も損害賠償請求される可能性があります。

極端な例ですが、万が一の保険とは仮に起きた場合どうするか備える物です。

比較的多い対物補償は道路にある物になります。

参考に損害賠償の例をお伝えします。

設備修理金額
信号機約400万円~
高速道路の電光掲示約1,000万円〜
ガードレール約30万円~(1箇所)
電光掲示の道路標識約400万円~
電信柱約70万円~
駐車券発券機約200万円〜
自動販売機役50万円〜

上記はあくまでも例になるので、損傷具合などによって金額は上下します。

弁護士特約、車両保険、ロードサービスなどの特約とは

弁護士特約、車両保険、ロードサービスなどの特約とは

自動車保険では様々な特約があります、上記の弁護士特約、車両保険、ロードサービス、他にもクレジットカードがついた保険、個人賠償責任特約などもあります。

これらの特約は、付帯すればその分保険料が高くなる保険ですが、実際にどんな補償を受けられるのかお伝えしていきます。

弁護士特約とは

弁護士特約とは、事故に遭った際の弁護士に対する相談料や依頼料を保険会社が負担してくれる特約です。

弁護士に依頼することにより、示談金を高く取れる可能性があるので、オススメの特約になります。

保険料自体も、年間で1,000円から1,500円ほどなので付帯した方がいい特約になります。

車両保険とは

車両保険は、自身の車の修理費に対する補償を受けることができる保険になります。

自損や災害などでの損害も負担してくれるため、万が一の時に車を失っても新しい車を購入や今の車を修理する際に困ることは少ないでしょう。

新車で車を購入される人は加入する割合が高い保険になります。

ロードサービスとは

有名なのはJ A Fになりますが、車の故障やトラブルで立ち往生した際に、レッカーサービスやガス欠、タイヤ交換などに対応してくれます。

J A Fよりも安い場合が多く、対応している保険に加入する際はオススメです。

家族でJ A Fに加入している場合には、どちらのロードサービスにするのかは要検討ですが、重複して加入するのは無駄になるので気をつけましょう。

個人賠償責任特約

火災保険などにも付帯されている保険ですが、普段の生活での賠償責任を補償してくれる特約になります。

買い物中に、商品を壊した場合や子供やペットが他人に損害を与えた場合に補償してくれます。

また、自転車保険の内容も含まれているため、新たに自転車保険に加入する必要はありません。

この特約も補償限度額が決められますが、対人・対物が無制限になる特約に一つ加入していれば事足ります。

クレジットカードの付帯とは

自動車保険に加入する際に、提携しているクレジットカードの保険があります。クレジットカードを利用している人だけの特別な保険料金もあります。

補償内容が他の保険と変わらないのであれば、一考する余地はあります。

しかし、保険商品を出したばかりの会社では、事故になった時の対応がイマイチの場合もあります。

口コミなどをみてしっかりと見極めた方がいいでしょう。

初めての自動車保険選び まとめ

保険は非常に多くの種類があり、どの保険にしようか迷ってしまいます。

ほとんどの保険はそこまでの差はないので安心はできますが、たまに大外れの保険会社もあります。

保険金の支払いを出し渋る損保ジャパンなどは加入するのは辞めた方がいいでしょう。

著者の知人も、損保ジャパンに加入している人と事故を起こした際にかなり揉めて、弁護士に依頼をしていました。

対応なども遅く、加入者としては早く示談して欲しいのに対応が遅れるのはストレスになります。

万が一の保険はしっかりと対応してくれる保険会社を選びましょう。

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