《弁護士特約の有効な利用方法》自動車保険の安心特約

《弁護士特約の有効な利用方法》自動車保険の安心特約自動車保険

自動車保険の弁護士特約は、事故の際に弁護士費用をある程度まで無償で使う事が出来る特約です。

弁護士特約を有効に使う為には、どの様にしたらいいのか?

初めて弁護士特約を利用する人には戸惑いが多いでしょう。

そんな不安を解消するために有効な弁護士特約を利用する方法をお伝えしてきます。

案件ごとに違う?弁護士の向き不向き

案件ごとに違う?弁護士の向き不向き

弁護士にも向き不向きな案件があるのを知っていますか?

法律には、刑法、民法、税法、会社法、刑事訴訟法、国際法など様々な分野があります。

その分野全てを得意としている弁護士は存在しません。

大学の教授でも、科学に詳しいからと言って生物学や経済学を教えろと言われても限界があるでしょう。

それと同様に、弁護士もそれぞれに得意な分野を掲げて仕事をしています。

債務整理に強い弁護士、離婚問題に強い弁護士、会社の紛争に強い弁護士、不動産問題に強い弁護士など色々な宣伝文句を掲げて営業をしています。

もちろん、交通事故に強い弁護士もいます。

あなたが交通事故に遭った際、弁護士特約を利用して弁護士に依頼する時も決して離婚問題に強い弁護士に依頼してはいけません。

インターネットで自分の住んでいる地域で、交通事故に強い弁護士を探しだし、相談を行うのが良いでしょう。

また、遠くにいる有力な弁護士を探す事はお勧めしません。

相談を行うのにも、移動時間が掛かり負担が増えますので、例え近場にいなくても程々の距離での弁護士に依頼するのが後々役に立ってきます。

保険会社への弁護士特約の利用同意

保険会社への弁護士特約の利用同意

弁護士特約の制度を使うには、保険会社に事前に使う旨の連絡を行ってからの利用開始です。

無断で弁護士とのやり取りをして、後で請求すると保険の適用が出来ない場合もあります。

弁護士特約は、保険会社の同意があって初めて利用することが出来る特約ですが、基本的に保険会社から断られる事はまずありません。

なので、まずは保険会社に弁護士特約を利用したい旨を伝え、弁護士が確定したらまた連絡をすると言う流れです。

もちろん、弁護士に対しても同様に弁護士特約を利用する事を伝えておきましょう。

後は、弁護士と保険会社がやり取りを行います。

ちなみに、保険会社が指定する弁護士も選ぶ事も出来ます。

保険会社が選んだ弁護士だからと言って、あなたの事件に遭った弁護士かどうかはわかりませんし、弁護士も人なのであなたと合う合わないがありますので、もし勧められても断る事も出来ます。

一度頼んだ弁護士とも、依頼後にやはり違うと思った場合には、弁護士を変える事も出来ます。

弁護士を変更する場合には、事前に保険会社に相談を行い、新しい弁護士を決め、新しい弁護士から前の弁護士に連絡を入れて引き継ぎを行います。

ただし、前の弁護士にはあなたから一報入れる必要もあります。

弁護士も仕事で、変更はよくある事になりますので、ほとんどの弁護士が了承をしてくれます。

弁護士特約では、弁護士を変更する回数は決められていない場合が多いですが、弁護士を変更することで余計な費用が掛かるのも事実です。

何度も変えた結果、特約の補償金額を超えるケースもあるので注意しましょう。

弁護士特約の利用状況

弁護士特約の利用状況

弁護士特約は、お勧めできる特約です。

10年前にまでは加入率は30%ほどでしたが、近年では64.5%の人が加入している保険です。

ただし、利用率に関しては10年前が0.05%だったのが、近年では1%しか上昇しておらず、加入者は増えていても利用者は増えていないのが現実にあります。

これは、弁護士特約の存在を忘れている人や保険会社と直接、示談金交渉をしている人が非常に多いのが原因になっています。

特約の内容を知っていれば、利用した方がいいのは明白ですが自動車保険の中の一つの特約なので忘れてしまう事が多いのでしょう。

弁護士特約を利用するメリットが多くある中で、使われていないのがその証拠となっています。

まとめ

弁護士特約は、簡単に利用する事が出来ます。

事故が遭った際に、保険会社に連絡をして弁護士に相談するだけです。

弁護士に相談する相談料も特約の補償の範囲になるため、事前に保険会社から同意を得る事が出来れば費用は一切掛かりません。

弁護士特約を利用した際も、保険の等級は下がらないので安心して使えます。

これを機会に、交通事故に遭った人やあなたが万が一事故に遭った場合に弁護士特約のことを思い出して利用する事が良いでしょう。

弁護士特約のメリットは下記の記事でもお伝えしています。

弁護士特約での相手が無保険の場合や弁護士依頼料については下記の記事を参考にしてください。

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