住宅用に限らず、土地の値段が下がらずに高値をキープし続けています。
コロナで一旦落ち着くのかと思いきや、
まったそんなことはなく、
高い値段を維持しています。
ここにきてウッドショックも高い影響を与えてくるでしょうが、
土地の値段だけでなく、これからは木造の家の値段も高い金額になってきます。
この土地バブルはいつまで続くのでしょうか?
そもそもなぜこんなに土地の値段が高くなってきたのかを今回は簡単にお伝えします。
土地の値段はどうやって決まる?

簡単に言えば、土地の値段はオークションのような形で決まります。
買いたい人が多ければ、土地の値段はどんどん上がっていきます。
周りでそれを見ていた土地持ちの人もその値段で売却できるなら土地を売ろうとしてくるので、値段は下がらずに競争し合ってその周辺の値段は上がってきます。
家を売る業者であれば、最終的にエンドユーザー(家を購入する一般人)がいくらなら家を
そこで買えるのかを試算して購入するのですが、
駅周辺であれば、高い値段でも金利の安い今なら住宅ローンを組んで購入する人が増えており、
家を売る業者も強気で土地を買っています。
強気の業者はなぜいるのか?

不動産業者が強気で購入するのには、理由があります。
それは狭小住宅が一般的になってきたからです。
テレビCMでもよく言われている都心に家を持つですが、
都心の土地はかなり高いです。
従来の50坪60坪の土地を買おうとしたら、
土地だけで一軒家が建つほどのお金が必要です。
しかし、狭小住宅であれば、土地を細かく割っていくので、
15坪や20坪で家を建てる業者もいます。
そうなれば、土地にかかるお金は少なくなるので、
安い金額で持ち家が持てるというわけです。
この狭小住宅を行なっている業者がいるので、
土地の値段はどんどん競り上がっていくのです。
土地の値段が上がるのは悪いこと?
土地の値段が上がるのは悪いことではありません。
むしろ上がり続けるのであれば、むしろ嬉しいことでしょう。
しかし、土地の値段は株式と多少似ているところがあります。
数年前まで坪40万円の土地が今では坪80万円になっているところもあります。
2倍以上になっている地域もあるでしょう。
このように土地の値段が上がり続けるもしくは、維持できればいいですが、
もちろん土地の値段は下がります。
リーマンショックの時などは一気に株式と同様に土地の値段も下がりました。
一番怖いのが、土地の値段が下がり、さらに給与も下がった場合に住宅ローンの返済ができずに、家を売却しなければいけないケースもあります。
その時、土地の値段が下がっていたら住宅ローンの完済ができずに家もなくなり。
多額の借金だけが残る可能性すらあります。
さらに狭小住宅を購入してた場合には、同様に売却が非常に難しいです。
狭小住宅は、ギリギリのスペースで建築がされているのでメンテナンスや外壁の修繕などが出来ないケースもあります。
そんな欠陥売ってっていいの?と言われる人もいるでしょうが。
欠陥ではないのです。
しっかりと法律を守って建築しているので。
ただ、建築しただけでその後の事は考えてないだけです。
それを知らずに購入してしまうのはとても危険です。
今は家を買わない方がいいの?
これは非常に迷うところですが、
実際はケースバイケースなのが実情です。
いつ土地の値段が下がるかわからない状況なので、
逆に言えば土地の値段がしばらく下がらない可能性があります。
業者も仕入れた物件は大赤字になるのでしたら売却しないですし、
下がるにしても少しづつ下がることもあります。
つまり、先読みをするのではなく、
各家庭の状況に合わせて購入するのがいいでしょう。
返済できる金額を見極めて、
今後住み続ける考えがあるのであれば、
高すぎない家なら購入するべきでしょう。
もちろん小さすぎる土地は避けるのが懸命です。
子供や自身の年齢によっていつ家を購入したほうがいいか違うので、
必要であれば、購入を検討しなければいけません。
コメント