老後はゆっくり過ごしたい。働かずに、庭いじりしながら老後を。そんな希望が無惨にも消えてしまう事になるかもしれないのが、今の日本です。
年金と退職金があるので、大丈夫と未だ信じているあなたは特に要注意です。
老後をゆっくり迎えるためには、なるべく若いうちから準備を進めていかなければいけません。
そして、老後生活でも貯金がなければ慎ましい生活を過ごしていかなければいけなくなってしまいます。
そんな現実にならない様に出来ることはコツコツと積み上げていきましょう。
老後をより豊かにしていくための注意事項をお伝えしていきます。
勤め先の退職金を頼みの綱にしては危険!?
定年退職をした時には、退職金がたくさん貰えると考えている人がいるでしょうが、実際にはどうでしょうか?
退職金は務めている年数や役職の期間によって変わってきます。
例えば、下記の通りに最終学歴での平均も出ています。
大学卒業以上:1980万円
高校卒業 :1610万円
高校卒業(現場系):1150万円
もちろん学歴だけでは、測れないですが、一般的な平均でも1000万円〜2000万円になります。
2000万円貰えれば安心ですが、実際にこの金額をもらえている人は少ないです。
あくまでも、長く勤めている人を対象にしているので、途中で職を変えている人や、会社の業績などの悪化で退職金が満額払えない会社も今後多くなってくる可能性もあります。
なので、退職金だけを頼りに老後を暮らすのはとても危険な事になります。
今の勤め先に、ずっと働けるのか?退職金は出るのか?はその時になってみないとわからないことです。
また、退職金をもらえない会社もあるのは知っていますか?
退職金制度がない会社もある
退職金は全ての会社で貰えるわけではないです。
会社によっては、退職金自体を用意していない会社もあります。
退職金制度がない会社は意外に多く、全体の2割弱くらいの会社が退職金の用意をしていません。
今の会社に退職金があるのか、ないのかを事前に把握することも大切ですし、今後の生活費を老後資金に組み込むことも重要になってきます。
定年間際になってから、退職金が無いことを知ってしまうと数年で老後の何十年か分を用意するなんて到底無理な話です。
せめて、20年間くらいの猶予を持って貯蓄を始めましょう。
退職金がない世帯では、やはり1500万円〜2000万円ほどの貯蓄がないと余裕のある老後生活は難しいかもしれません。
例えば、iDeCoで月1万円の積み立てを40年間行った場合には、480万円の貯蓄ができます。
月2万円であれば、960万円になります。
毎月、決まった金額を積み立てるのは厳しいかもしれないですが、コツコツ積み上げることがとても大切になってきます。
退職金以外の貯蓄方法
前述でも少し触れましたが、iDeCoやNISAなどで貯蓄をし始めている人も増えています。
銀行やタンス貯金で貯めているだけでは、希望する金額には達することが難しいので運用をして貯蓄している人も増えているでしょう。
特にiDeCoであれば、積み立てた金額に対しては非課税となるので、実質的に積み立てた金額以上が貯蓄できます。
長期での運用が前提となるので、ハイリスクハイリターンを狙うのも一つの手でしょう。
投資先には複数の商品があるので、希望に沿って選ぶのがいいでしょう。
iDeCoについては下記のリンクで詳しく説明していますので、参考にしてください。
まとめ
コロナの影響もあり、働き方も今後大きく変わっていく可能性があります。
今の状態が将来も続くとは限りません。
自身でできる防衛策はできる限り行っていくことが重要になってきます。
退職金も今はもらえるかもしれませんが、将来は無くなったり、大きく減額する可能性も捨てきれないので、長期間でコツコツ積み上げていくことも視野に入れておくと老後直前に慌てなくて済みます。
大切なお金をなるべく残していきましょう。
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