住宅や建物を所有している人は、長く住んでいれば必ずリフォームが必要になってきます。
リフォームは表面的なところでしか良し悪しの判断が出来ませんが、本当の良いリフォームは見えない部分で決まります。
依頼する会社ごとに良し悪しが決まってくるので失敗しない方法を事前に身につけていきましょう。
リフォームを始める第一段階
リフォームを始める為の第一段階は、まずはリフォーム会社を選ぶことです。
自分でDIYなどが出来るのであれば、問題ないですがほとんどの人は業者に依頼をします。
昔はリフォーム専用の会社などはありませんでしたが、今では数え切れないほどのリフォーム専門会社があります。
まずは、どんなモノなのかをタイプごとに分けてご紹介します。
①大手のリフォーム会社
有名な建築会社や不動産会社などが子会社、グループ会社などで運営しています。
比較的有名な会社の関連会社であれば、何か不具合があった時の安心感は小さい会社とは比べ物にならないでしょう。
その代わりに、金額が小さい会社と比べて割増なのと細かな変更が出来なく、自由度が低いという悪い点もあります。
大きい会社になればなるほどアフターフォローは充実してきますが、細かな要望には柔軟に対応は出来なくなります。
②設計事務所のリフォーム
建設をしている会社だけでなく、設計事務所がリフォームをしているケースもあります。
大手にはない斬新なリフォームなどが出来るのがメリットですし、自由度も設計士と相談して無制限に広がっていきます。
ただし、比較的に自由度が高くなればなるほど金額は高くなります。
想像と仕上がりの剥離も出やすくなるので入念な打ち合わせをしなければ高い金額を出したのに思い描いた住宅と違い損をした気分になってしまいます。
③地元のリフォーム会社
地元のリフォーム会社は比較的に良心的な会社であれば値段が安いです。
ただし、騙して高額な工事を請求してくるケースもあるので注意が必要です。
リフォーム費用は正確な相場はありません。
どこをどうやって治すのかは、業者任せになってしまいます。
著者も自宅の庭をリフォームする際に相見積もりを取りましたが、県内のリフォーム業者3社ほどに声を掛けて、貰った見積もりは、600万円、300万円、150万円と全くバラバラでした。
もちろん工事内容が各社違う為、ぼったくりという訳ではありませんでしたが、どこまでが必要な工事なのかはそれぞれの会社の考えで変わってきます。
利益率も30%~40%は取っているので同じ内容でも見積もり金額は異なります。
地元のリフォーム会社に頼む場合には、複数の会社に相見積もりを出すのは必須です。
④不動産会社のリフォーム
不動産会社と建築は切っても切れない関係なので、不動産系列のリフォーム業社も多くいます。
もちろん大手の中にも複数社います。
不動産会社の系列で安心できるのは、中古戸建てなどを購入する時に合わせて、仲介を依頼した不動産会社の関係会社に頼むことで値引きなどの交渉がし易くなることです。
すでに所有していてリフォームする際には、特に他のリフォーム会社と代わり映えはしません。
安心してリフォームを任せる方法
リフォームは、手抜きにぼったくりとあまり良いイメージを抱かないかもしれません。
リフォーム業界自体がクレーム産業なので中々判断が難しいです。
比較したい場合には、下記のサイトでリフォームを一括で比較できます。ご活用下さい。
そんな中でも、失敗しない様に安心して任せられる業者選びの方法をお伝えします。
リフォーム会社を選ぶ際の方法は大きく分けて2つです。
①有資格者の情報
資格を持っている人がいる事がまずは決める基準にしても良いでしょう。
しっかりとした研修や勉強を重ねて取っている資格なので、全く持っていない人よりも初見の信用度は違います。
もちろん資格を持っていない人でも技術が優れている人もいるので一概には言えませんが。
リフォームで、持っていると安心できる資格は下記の様なものがあります。
・1級建築士、2級建築士
・施工管理技士
・電気工事関係の資格
・インテリアコーディネーター
・ホームインスペクター(住宅診断士)
などがあります。
ただし、資格者だからといって全てを任せるのは危険です。
②リフォームの団体や協会に加入しているか
建築や不動産は、協会に所属しています。
全くしていない団体は怪しい団体と思われてもおかしくはありません。
リフォーム会社であれば、住宅リフォーム推進協議会や一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会などの団体に所属しています。
団体に加入しているかどうかで安心できるかの目安にしても良いです。
しかし、資格や団体に加入しているからと言って丸っと任せるのは危険です。
本当にしっかりと工事をしているのか?
工事中の写真や出来上がりの写真、説明などをしっかりとして貰える約束をして決めていくのも大切です。
その契約して大丈夫?
リフォーム会社を決めた後は、工事契約を結びます。
しっかりと内容を確認して決めましょう。
契約書の内容、約款だけでなく、見積書や工事図面なども可能であれば事前に確認してお互いに相違がない事を確認して下さい。
言葉だけでは間違いが起こるので、確実に図面に落とされていて確認できる様にしておきましょう。
材料や工程なども見積書に記載されています。
材料などはネットでも品番を入力すれば確認できるので、事前に見ておきましょう。
契約後に、やっぱり辞めたいと思ったら
リフォーム契約をした後に、やっぱり辞めたいと思ったらクーリングオフの期日内であれば、解約出来る可能性があります。
解約出来る条件は細かく決められており、訪問販売などで契約日を起算日として8日以内などが決められています。
細かい条件は下記の記事で詳しくお伝えしています。
まとめ
リフォームは本当に難しいです。
完璧な仕上がりになれば良いですが、まず無理です。
高額なリフォームであれば完璧を求めても良いですが、一部だけ、少額のリフォームの場合にはどこかしらで不具合は出ます。
プロが自分でこだわってリフォームをすれば良いですが、素人が任せた場合には、どこかしらで思っていたのとは違うとなるケースが多いです。
なるべく、考えの相違をなくす為しっかりとした打ち合わせと相見積もりを取って対応していきましょう。
下記のサイトでリフォーム会社の比較ができます。参考にして下さい。
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