JA学資保険の共済には、学資応援隊、にじ、えがおの3種類があります。
他社にも複数の学資保険がありますが、どれに加入しようか迷われている人は非常に多いです。
JA共済保険のメリット・デメリットの把握をして学資を選ぶポイントをお伝えしていきます。
内容が保険会社や商品によって、少しづつ違う点も迷ってしまうポイントでしょう。
学資だけでなく、保険を選ぶ上で、返戻金(へんれいきん)の利率の高さと死亡した場合や働けなくなった場合の保障が充実しているかが重要です。
会社ごとに解説していきますが、今回はJAの学資保険について、わかりやすく解説していきます。
JA学資保険の種類
自分に万が一があった時に、我が子に苦労はさせたくない、学校だけは苦労させずに進学させたいと考える親御さんが多いでしょう。
学資保険は、各社が数多くの商品を出しており、結局なにが良いか、どう違うのかが、あまりわかりません。
比較するのは、家庭環境にもよりますので、非常に難しいですが、JA共済の学資保険は、非常に人気があるのは知っていますでしょうか。
CMで子供が大好きなアンパンマンを採用している事も大きいかもしれませんが、実質的に内容も充実しており、農協組合員でない場合も学資保険に入れるのが大きいでしょう。
JAの学資保険と言っても、実は3種類あります。
それぞれの特徴をお伝えします。
3種類のJA学資保険
JAの学資保険は3つあります。
・学資応援隊
・えがお
・にじ
JA学資保険 学資応援隊
学資応援隊はCMでも名前はお馴染みでしょうが、内容となると知っている人も少ないと思いますので解説してきます。
学資応援隊は他のJA学資保険の中でも、一番に貯蓄性を重視し、返戻率も高く設定しています。
学資の満期金は中学、高校、大学の入学前に受け取る事も、回数を分けて受け取る事も出来ます。
契約者が75歳までと高齢でも、学資保険に加入出来るため、子供だけでなく、孫の学資保険を祖父母が加入する事も可能です。
もちろん、子供に万が一があった場合の保障としての保険金もあります。
JA学資保険共済の保険金
JA学資保険の共済金額は100万~1,000万円まで選ぶ事が出来ます。
もちろん、契約者に万が一の場合には保険料の支払が免除される特約を選択式で付けれます。
JA学資保険 にじ
学資応援隊との違いは、返戻率ですが、他にも異なるポイントがあります。
満期金の受け取りが、3歳、5歳、11歳、14歳、17歳と学資応援隊に比べると細かくなります。
また、子供の保障も学資応援隊よりも手厚いです。
災害時に万が一が起きた場合には、災害給付特約から一時金が支給されます。
JA学資保険 えがお
えがおは、基本的には、学資応援隊と同じ、満期金はにじと同じ時期です。
違うのは、子供の保証が年齢を重ねると支払われる保険金額が上がります。
15歳以下以上で支払われる保険金額が変わってきます。
JA学資保険を比較
学資保険は万が一の時もそうですが、子供の教育資金を貯める意味合いが一番強いでしょう。
お金を保険料という形で、積立をして、必要な時に支払われる事で子供の入学資金に充当していきます。
タダでお金を預けるのであれば、学資保険の加入者は減ってしまいますので、返戻金で利率をプラスして、共済金(保険金)の支払いをします。
JA学資保険 返戻率比較
対象
契約者35歳 : 被保険者の子供0歳
共済掛金終了年齢 : 子供が18歳
満期年齢 : 22歳
共済金額 : 300万円
支払方法 : 年払(月払ですと元本より下回ります)
契約者に万が一があった場合には、保険料免除特約付き
学資応援隊の場合
共済掛金 : 毎年162,003円
給付金額:3,000,000円
総払込金額:2,923,938円
返戻率:102.6%
にじの場合
共済掛金 : 毎年164,775円
給付金額:3,000,000円
総払込金額:2,965,950円
返戻率:101.1%
えがおの場合
共済掛金 : 174,312円
給付金額:3,000,000円
総払込金額:3,137,616円
返戻率:95.6%
2019年4月時の利率で計算しております。
ただし、40歳で契約者に万が一があった場合の掛金免除特約をつける場合には、毎年の掛金は30代と比べて2万円ほど上がります。
子供の保証内容での比較
上記と同じ条件で300万円の保険金で、にじとえがおについては、災害給付特約200万円を付帯したとします。
学資応援隊
病気、災害で死亡時;300万円×経過年数÷払込期間
病気、災害で後遺障害時;300万円
にじ
災害での死亡・後遺障害時;500万円
病気での死亡・後遺障害時;300万円
えがお
災害での死亡・後遺障害時
0歳から5歳;500万円
6歳から14歳;1,100万円
15歳から22歳;1,700万円
病気での死亡・後遺障害時
0歳から5歳;300万円
6歳から14歳;900万円
15歳から22歳;1,500万円
子供の保障に関しては、学資応援隊よりもえがおの方が優遇されています。
中間がにじという形です。
まとめ
学資保険に加入する時は、なにを目的に加入するかです。
積立してお金を増やす事か、自分に万が一あったときに保険として掛けたいのか、返戻金をもらうタイミングを細かく貰いたいのかです。
ここ最近で、返戻率は大きく下がっており何処の学資も対して変わりはありません。
それでも、学資に入りたい理由としては、契約者である自分に万が一があった場合に少しでも子供に苦労をさせたくないという気持ちがあるからでしょう。
その場合は、JA学資保険などの地域に密着した保険のが安心できる可能性が高いです。
地域をよく回っている会社、組合の方が万が一の時に担当者の顔もわかります。
学資か貯金かで迷われている方は下記の記事も参考にして下さい。
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