ローンの種類一覧《ケース別の返済金額・上限金利》賢い借り方はなに?

ローンの種類一覧《ケース別の返済金額・上限金利》賢い借り方はなに? ・生活救済制度など

住宅ローンやカードローン以外にも、銀行は複数の融資に関する商品の提供をしています。

銀行は預貯金をするだけでなく、融資をしてその金利で儲けています。

他にも、投資信託や銀行振り込みの手数料などで利益を出しています。

普段銀行で、融資を受けていない人でしたら、どうやって銀行からお金を借りればいいのか。

どんな仕組みになっているのかと分からない人もたくさんいます。

銀行のローン商品は借りる趣旨によって金利や借入きかんが決まっています。

闇雲に、とりあえず銀行の融資を組めばいいと考えていると返済するお金が増えていき生活を圧迫してくる可能性があります。

事前にどんな融資があって、どんな形態で借りられるのかを事前に把握して今後の役に立てましょう。

銀行の融資の仕組み

銀行の融資の仕組み

突発的な資金や生活費、住宅購入資金などで、銀行からお金を借りる人はたくさんいます。

その時の必要状況に応じて必要な資金だけ借入をし、余分に借りない様にしましょう。

高額な買い物を毎月少ない返済額で購入できるので、利用される人も多いですが、計画的に利用しないと返済をする事で生活がままならない状態になります。

住宅を購入する場合は特にほとんどの人が住宅ローンを利用しています。何千万円もする住宅を現金一括で購入する人は、極少数でしょう。

もちろん銀行も融資をタダでする訳でなく金利がつきます。

例えな、銀行から住宅資金で住宅ローンを3000万円借りて、30年で1%の金利だった場合、
利息で4,737,068円が30年間で掛かります。

もちろん、フラット35でなければ、金利は上下します。

毎月の返済額はボーナス払い無しで96,491円になるので、「家賃と同額なら賃貸を借りるより土地と家が残るので」と購入に踏み切る人も多いです。

(固定資産税や建物の修繕費が掛かるので上記費用だけでは賃貸の正確な比較にはなりません。)

銀行のローンの種類

銀行には住宅ローン以外にも数多くのローン商品があります。

借りる人の使用用途に合わせて、銀行がローンの提供をしてくれます。

銀行のローン商品

ローン種別使用用途
カードローン生活費・娯楽費
ブライダルローン結婚式費用・新婚旅行費
自動車ローン入費自動車購入費・部品購
教育ローン入学金・授業料・賃貸家賃
事業用ローン事業資金

医療ローン:医療費・美容整形費用

それぞれの使用用途にわけている銀行のローンは、金利や借入期間も分かれています。住宅ローンであれば30年の返済ですが、自動車ローンでは5年前後の借入期間になり金利も高めです。

借りる人の年収や他の借入状況にもよりますが、全ての人が簡単に融資をして貰えるかというと、銀行もしっかりと審査を行いお金を貸して、返ってくるかを確認します。

小額のローンを組む場合

生活費や娯楽費などの使う用途が定まっていないローンの場合は、カードローンでの借入になります。

銀行でお金を借りる場合で、生活費や娯楽費の場合はカードローン以外での借入は基本的には出来ません。

街金などで借りる前に銀行で融資が可能なのかは事前に確認しましょう。

カードローンは使用目的がはっきりしていないので、金利も高いです。

年間13%~15%のところが多いでしょう。

あまり借りすぎると生活が圧迫します。

リボ払いも同じような仕組みになります。

例えば、200万円をカードローンで借りた場合で14%の金利で返済していこうとした場合

2年で返済しようとした場合

毎月の返済額 96,026円 総額2,304,624円になります。

4年で返済しようとした場合

毎月の返済額 54,653円 総額2,623,344円になります。

6年で返済しようとした場合

毎月の返済額 41,211円 総額2,967,192円になります。

 

上記の様に年数で返すことも出来ますが、返済額を一定にして、返済期間を決めずに返済するクレジットカードのリボ払いなどもあります。

しかし、高金利の場合では、支払う金利も高額になります。

2年で返済をしても、約30万円の利息を支払う必要があります。

高い買い物が更に高くなります。

一番いいのは、日ごろから高金利の借り入れをしないように家計に気をつけることです。

もし、すでに借りている場合は1日でも早く返済できる計画を建てることが大切です。

銀行のローンは時間がかかる

銀行で借り入れをしようとした場合、消費者金融の様に即日で融資をしてもらうことはできません。

窓口で借り入れの審査の申し込みをしてから最短でも2週間ほど、長ければ1ヶ月ほどの審査期間が必要となります。

即日の場合は、消費者金融に借りることになりますが、金利は高いです。

金利の上限

法律で金利の上限が定められています。

借入金額上限金利
10万円未満年20%まで
10~100万円未満年18%まで
100万円以上年15%まで

と法律で上限金利が決められていますが、消費者金融は銀行に比べると金利が高いのが一般的です。

銀行によっても金利が違うため、もし借りる場合は比較した方がいいでしょう。

ブライダルローン

結婚式や新婚旅行の費用をかりることができます。

結婚式は平均で約360万円、婚約指輪で約37万円、新婚旅行で約60万円 合計で約457万円が必要となります。

もちろんご祝儀などもあるので、全額が必要ではありませんが半分ほどは用意が必要な金額です。

今の時代ですと、海外で挙式を挙げる人や家族だけで挙げる人もいます。

また、結婚式自体をしない人も珍しくはありません。

筆者も結婚式はあげていません。

もし、豪華な結婚式をご希望される人で資金に不安がある人はブライダルローンをご検討してはいかがでしょうか。

マイカーローン

マイカーローンは、新しく車を購入する場合に銀行から資金を借りるローンになります。

新車だけでなく、中古車やバイクなどの購入費用も借りることができます。

自動車ローンには銀行だけでなく、ディーラーが行なっているディーラーローンもあります。

ただ、銀行ローンの方が金利は安い場合がありますので、購入前には比較して購入しましょう。

教育ローン

教育ローンは、入学金や授業料などの教育資金を借りることができます。

教育にかかるものでなく、学生の生活費や教材、寮費も賄えます。

銀行のローンよりも、奨学金制度を利用した方が、金利も安く、返済期間も長いため、まずは 奨学金が使えるかどうかを確認しましょう。

医療ローン

医療ローンは、病気や怪我でかかる治療費や入院費用を銀行から借りるローンです。

一般的な怪我や病気であれば、高額医療制度を使った方がいいでしょう。

美容整形や脱毛などの、保険に適用していない医療行為を行う場合にこのローンはつかえます。

事業用ローン

事業用ローンは、法人、個人事業主に対して、事業の目的で資金を貸し出すローンになります。

設備投資や運転資金、または、投資用不動産を事業用ローンで借りる場合もあります。

一般的に、個人で借りるより金利が高く、融資期間が短くなりますが、法人によって変わってくるので、一概にはいえません。

ローンの種類 まとめ

お金を借りるのは、悪いことではありません。

必要な資金を融通してもらえることは、非常に助かることです。

ですが、返済の計画を立てずに借入を増やしていくと大事な時に借り入れが出来なくなります。

日々の生活を圧迫して、貯蓄もできない状態になるので、クレジットカードも含めて、無理な借入や散財はやめておいた方がいいでしょう。

もし借りている場合であれば、返済の組み直しや生活費の見直しを行い、少しでも早く借入を無くして、無駄な金利を払わないようにしましょう。

コメント